写真は、都農ワインの「キャンベルアーリー 2006」です。2006年ですが、美味しいです。初めすこし舌にぴりっとするのが楽しい。そして、落ち着いた余裕のある味わいがじわりときます。葡萄の頼もしさが感じられる一方で、苺、それからアセロラドリンクっぽい香りが調和します。透き通った独特な赤色がまた美しくて、目を楽しませてくれます。蝋、コルク、ラベルの親しみやすいデザインにも好感が持てます。

・都農ワイン
宮崎県都農町の第3セクターとして有限会社都農ワインが設立され、ワイナリー事業がスタートしたのは1994年だそうだから、まだ13年ということです。でも、こんなことが書かれている。
「幾度となく失敗を乗り越えてきた三輪は、こともなげに言う。『あと一五年で理想のブドウができれば早いくらい。五〇年でできればいい』。小畑と三輪は自分の人生でワインまで収穫しようとは思っていない。『種をまくだけです』(金子勝編著『金子勝の食から立て直す旅―大地発の地域再生』岩波書店、2007、p.41)」。
これこそ最前線の言葉というものだろうと思いました。
値段は安いのですが、客として、とても大事にされているような気がします。安いけれども、かといって「この値段ならこの味が精々のところですよ」的な雑味なんかない。次を期待させる、清々しさすらこもっている。日本のワインや葡萄作りへの興味も沸いてくる。消費者としての私をアップグレードしてくれるような力があります。
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都農ワインとはぜんぜん関係ない話題ですが、アセロラについてです。上で「アセロラドリンク」と書いたのでなんとなく。
じつは本物のアセロラの実を食べたことがなく、一度食べてみたいと思っています。
なんでも、アセロラには酸味系と甘味系があって、甘味系(マノアスイート、ハワイ渡来)のほうが生でそのまま食べられる種類だとか。でもその甘味系、お店ではまず売られていないそうです。そう言われれば、たしかにこれまで一度も見たことがない。
売っていない理由は、雑誌にこう書いてありました。「果実がくだもの屋の店頭に並ぶことは皆無です。それもそのはず、この果実、収穫して二日もすると果皮が黒くなり見た目最悪(『現代農業』2007年9月号、p.38)」。
ちなみに、同誌によれば、市販のアセロラ加工品のほとんどは酸味系のアセロラを使うものなのだとか。酸味系のアセロラは加工せずにそのまま食べられる味ではないのだそうです。
甘味系、買えないのなら、やっぱり家庭園芸か。苗は手に入れやすいようである。同誌によれば、わりと簡単に栽培できて、きれいな花が年に5回は咲き、実もたくさん収穫できるとか。
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